淡路島ってどんな島?
瀬戸内海東部に位置する島。日本国内では島としては主要4島を含め11番目に面積が大きく、瀬戸内海では最大面積の島で、人口は離島の中では最も多い約13万人。令制国の淡路国の主要国域を占める。近畿地方の兵庫県に属し、現在は北から淡路市・洲本市・南あわじ市の3市で区分される。
引用:wikipedia>淡路島
アワイチって何?
瀬戸内海最大の島「淡路島」では、近年、島の外周を右回りに一周する約150kmのサイクリングコース「アワイチ」が、サイクリストに高い人気となっています。「アワイチ」は、変化に富んだコースに加え、穏やかな瀬戸内の自然や景観、地元ならではの特産品やグルメ、温泉、多くの観光スポットを楽しむことができ、サイクリストの聖地としての十分なポテンシャルを有しています。
引用:兵庫県HP>アワイチ(淡路島一周サイクリングルート)の取り組み
アワイチってどのくらい時間がかかるの?
アワイチは一周150km、獲得標高1500mです。スピードは個々のポテンシャルによって異なるので一概には言えませんが、ほぼ走りっぱなしで約8時間くらいだと思います。途中の休憩回数や時間、食事をしたりすれば時間も長くなります。
いつの目安にしているタイムスケジュールは08:00岩屋出発、11:30福良港、15:30岩屋着という感じです。
春か秋がベスト!
気温的に春か秋がベストです。夏は灼熱で熱中症の危険が、冬は福良を過ぎてから猛烈な北風に襲われます(全く前に進みません)。
淡路島のアワイチ起点、岩屋までのアクセス
アワイチをするなら北淡の岩屋スタートが基本です。ジェノバラインのフェリー乗り場を少し過ぎたところに起点の標識(小さいですが…)があります。そこに向かうには自動車かフェリーで向かう必要があるのでそれぞれのアクセス方法についてご紹介します。
自動車の場合
神戸淡路鳴門自動車道の北淡ICで降ります。岩屋周辺位には駐車場は主に2ヶ所あるのでご紹介します。
ハーバーパーキング(24時間駐車料金500円)
メリット:駐車料金が安いです。平場なので停めやすいです。
デメリット:駐車可能台数が27台と少なめので休日は早朝から満車になってしまいます。
岩屋ポートパーキング(24時間駐車料金500円)
メリット:駐車料金が安いです。170台停められるので満車になる可能性は低いです。
デメリット:立体駐車場で最大車高2mなので注意が必要です。
ロードバイクの場合
ジェノバライン(明石港→岩屋港)
本州から来る場合はこのルート一択です。料金は片道(大人)530円、自転車(片道)240円です。明石から岩屋まで約15分で着きます。朝は30分間隔、以降は40分間隔で運行しています。最新の情報は淡路ジェノバラインホームページの時刻表と料金をご確認下さい。
新造船「まりん・あわじ」は自転車のキャリアがあるので安心です(画像添付します)。なお、「ジェノバⅠ」は船体の柱に紐で固定します。
岩屋港のフェリー乗り場にて。
岩屋に着いて準備が出来たら出発!基本は時計回りで
準備が出来たら150km走破に向けて出発します。基本は時計回りです。何故なら常に海側を走れるので良い景色だからです。時計回り方面には10kmおきに標識(青と赤色で腰くらいの高さ)があるので目安にして走りましょう。0km地点(起点)の標識は以下のマップにあります。
岩屋〜洲本市街
この区間の序盤は海沿いで公園もあるので開放感がありますが、すぐに住宅街エリアになるので車通りが多いです。なので車の少ない朝の早いうちに抜けてしまいたいです。名物の廃墟の観音様を見ることが出来ます。
【追記】2021年から解体が始まり、2023年2月頃には更地になる予定です。
大浜海岸〜福良港
洲本市街を過ぎて大浜海岸まで来たらアワイチの本番です。車通りも少なくなり、坂も増えてくるので気合が入ります。ここまで大体30km走ってきているので海岸で一休み…というのもありですね。
ファミリーマート サントピアマリーナ店を過ぎたら福良港までコンビニが無い!
洲本の温泉街出口にあるこのコンビニを過ぎたら福良港までの約3時間、コンビニがありません。スタミナ切れでハンガーノックにならないように小腹が空いていたらここで軽食をとりましょう。
いよいよ本格的な登り、立川水仙郷(南淡路水仙ライン)
ここから峠道が始まります。体力が一気に消費されますが、まだ全行程の折り返しにも来ていないのでそこそのペースで登ります。ここで頑張ってしますと後半かなり辛くなるので注意です。
ナゾのパラダイス
文字通りです。峠の頂上手前付近にあります。このゲートは立ってるだけで運用されてません。例によって写真撮影スポットです。実際の入口はこのゲートを過ぎたドライブイン入口にあります。
シーサイドライン
峠を下り終わると最高のツーリングコースが待っています。平坦な海沿いをずっと走り続ける高速セクションです。舗装が古いのがたまに傷ですが、景色が良いのでokです。
ちょっと休憩、灘ターミナルセンター(沼島汽船)
高速セクションはここまです。直後に長い登りが待っているので疲れていたらここで一休みしましょう。自販機やお手洗いもあるし、日陰のベンチもあるので最高です。登りがしばらく続くので体力を回復させます。
ここまで来たら福良港まで後少し…
福良港で昼休憩しよう!
ここまで来たら大体昼時です。お腹も空いているのでしっかり休憩して栄養をとりましょう。ここで栄養補給しないと鳴門大橋を超える坂道でバテます。食堂やお店も沢山あるのが嬉しいですね。ささっと済ませたいのであればローソンがあるのでおすすめです。ちなみにこのローソンを過ぎるとまたしばらくコンビニがありません。
久しぶりのコンビニ、ローソン南淡町福良店
福良港〜慶野松原
鳴門大橋を越えると再びのどかな景色になります。ふと海面を見るととても澄んで綺麗であることに気付かされます。坂道のピークも越えますが、疲労が蓄積してきているのでこの先のちょっとした坂でも体力を奪われていくのが分かります。ここでも無理せず自分のペースで。
慶野松原〜野島
この辺りは一度海沿いから離れて普通の一般道に出ることが多いです。車通りも増えて信号で止まることも多々あるので交通ルールを守って走行しましょう。黙々と走る区間なので写真もほとんど撮って無いです。
野島〜岩屋港
野島まで来るとゴールが近いと感じさせてくれます。と同時に大型トラックの交通量がすごく増えます。サンセットラインという海沿いの良い道なのですが、道幅が狭いわりに大型トラックがバンバン通過しているのでヒヤッとします。
145km地点
ここを越えるとゴールはもうすぐです。明石海峡大橋が見えるとテンション上がります。疲れが一気に吹っ飛んで気力が湧いてきます。最後まで安全運転で!
岩屋港に到着してから
無事に岩屋港に辿り着いたら帰る準備です。車の場合は積み込んだら温泉に入ってから帰るのもありです。岩屋からすぐ近くに「美湯松帆の湯」があります。
利用料金 | 11:00 ~ 22:00 |
営業時間 | 大人:700円 子供:400円(4才~小学生まで)4歳未満は無料 |
休業日 | ホームページにてご確認下さい |
フェリーで来ている場合は145km地点でフェリー時間を調べ、コンビニ等で時間を潰しつつ時間調整してから岩に着く方が良いと思います。岩屋のフェリー乗り場では順番待ちで並んでいる人もいますので、先に並んでおきたいという場合は早めに着いてフェリー乗り場にあるお土産屋さんを見るのもありですね。
まとめ
- スタートは北淡の岩屋から一周150km、獲得標高1500m。
- 栄養補給は洲本温泉までに!
- 昼休憩は福良港で。
- ゴール後は温泉も楽しめる。
アワイチの半分、アワハーフはいかが?
「日帰りしたいけど、一周は無理…」という場合、アワハーフやアワクォータ(共に自称)コースもあります。
距離も短いのでおすすめです。
アワイチはロングコースですがとても楽しいコースです。今回は日帰りで書きましたが、福良や途中の宿で一泊して2日かけて周るパターンもあります。