どんな山?
大山(だいせん)は、日本の鳥取県にある標高1,729mの山。成層火山であるが、活火山としては扱われていない。鳥取県および中国地方の最高峰でもある。角盤山(かくばんざん)とも呼ばれるほか、鳥取県西部の旧国名が伯耆国であったことから伯耆大山(ほうきだいせん)、あるいはその山容から郷土富士として伯耆富士や出雲富士とも呼ばれる。日本百名山や日本百景にも選定され、鳥取県のシンボルの一つとされている。
引用:wikipedia>大山(鳥取県)
夏は多くの登山客で賑わいますが、冬は独立峰かつ日本海に面しているので大雪&強風で全くの別世界です。その厳しさは3,000m級に匹敵します。なので冬に登る人はガチ装備の方々のみです。GWまでは残雪があります。
登山口に近い駐車場は?
駐車場は登山口の近くに2ヶ所、500mほど離れたところに1ヶ所あります。登山口近くの駐車場は最盛期休日は早朝から満車になってしまいますので、その場合はちょっと離れた場所に大型の駐車場に停めることになります。標高700mほどなので夏場でも早朝はちょっと涼しいです。
下山駐車場
夏山登山口の目の前にある最も近い無料の駐車場で75台駐車可能です。
※下山キャンプ場リニューアルオープンのため、2023年3月まで閉鎖中のようです。
南光河原駐車場
ここは夏山登山口近くにある無料の駐車場で(冬季は有料)、50台駐車可能です。
この駐車場は早朝に満車になります。前日に登って山小屋泊している方、車中泊で日の出とともに登り始める方などで日の出後に来ても既に半分は埋まっています。一木一夕運動というのがありまして、この駐車場の入り口には「一木一石運動」の石置き場があります。荷物に余裕があれば、山頂まで持って行きましょう。
大山から崩落した石を、登山者に一人ひとつずつ持って山頂に登ってもらい、その石で浸食溝を埋めたり、植物の苗を植え、コモをかぶせて保護したり、木道を整備して踏み荒らされないようにすることで、一度失われてしまった緑を復活させ、大山の山頂を崩落の危機から守っていこうという取り組みです。
引用:鳥取大山観光ガイド>頂上を保護する取り組み「一木一石運動」
県営大山第一駐車場
県営の駐車場です。冬季以外は無料で利用できます。周辺の駐車場と合わせると1,000台以上駐車出来るので満車の心配はありません。登山口から500mほど離れていますが、途中にお店がたくさんあるので下山後は散策出来るので意外と気にならないかもしれません。
どんな登山道?
夏山登山コース
山頂まで行けるのは夏山登山コースです。最もメジャーで大半の人はこのルートを使用します。
お盆の時期に登ったことがありますが、おそらく一年で最も登る人が多い日?だったので、道が狭い場所ですれ違うのに何分も待ち続けてすごく時間がかかりました。
行者コース
夏山登山コースから分岐&合流します。大山神社奥宮への参拝ルートでもあります。人が少ないのでマイペースで行きたい方にもおすすめです。
ユートピアコース
崩落が進んできているため頂上へは行けません。お花畑を見るために登る人がたまにいます。
早朝出発のメリットとデメリット
メリットは登山道が空いているということです。デメリットは早く下山すると駐車場からすぐ近くの温泉「豪円湯院」(11:00〜)の開店前なので注意です。なので頂上でゆっくりして時間を見ながらゆっくり下るのが良いですね。
今回の登山ルート
今回は登りは夏山登山コース、下りは混雑回避のため行者コースを利用しました。
大山は5,6回登ってますが、最後に登ったのは思ってたよりも昔だったのでその時の記録を載せます。この時はご来光目当てでしたが、曇りのためご来光は拝めず…写真は別の日の登った快晴だった時の写真を載せていきます。
2017.10.28 大山(鳥取) / cantaroさんの大山(弥山)の活動データ | YAMAP / ヤマップ
夏山登山コースを登ろう
標識を探しながら登ろう
夏山登山コースはメインルートだけあって一合毎に標識があります。下を見ながら歩いていると見逃してしまうので全て探しながら歩くのも一つの楽しみだと思います。大体、標識が見えたら休憩をとる人が多いです。
五合目を越えたら天空の世界
五合目までは森の中を進みますが、五合目の休憩所から上は森林限界を越え、晴れていれば絶景を観ることが出来ます。岩国方面や日本海もバッチリです。
山頂は絶景!
山頂は広く、山小屋もあります。この山小屋のお手洗いはバイオ式の水洗なのも素晴らしいです。
山頂の標識があり、撮影ポイントとなっていますが、思いっきり逆光の位置です…
剣ヶ峰が見えますが、稜線は崩落の危険があるためロープが張られていて行けません。残念ですが、遠くからありがたく眺めさせて頂きます。
下山は夏山コース→行者コースで
頂上でゆっくり過ごしすと徐々に人が増えてきます。いざ下山を始めると次から次に人が登ってくるので頂上付近の登山道が狭い場所ではすれ違い待ちの時間が増えます。なので五合目を少し下ったところの分岐から行者コースへ進みます。木の階段が多いので滑らないように注意です。
元谷避難小屋は森の中にあるのでぱっと見では分からないかもしれません。ここにはお手洗い(汲み取り式)があります。ここで山の方を振り返ると稜線を見ることが出来ます。
元谷避難小屋までは急な下りですが、小屋を過ぎるとなだらかになります。大山神社奥宮に出たら登山コースは終了ですが、参拝道が意外と足場が悪く、湧水で濡れて苔があるので滑るやすくなっているので注意が必要です。最後まで気を抜かないように歩いていきます。
下山後の楽しみ、温泉へ!
駐車場のすぐそばに「豪円湯院」という日帰り温泉施設があります。施設の前に足湯があります。
利用料金 | 大人(中学生以上) 490円 こども(小学生) 300円 未就学児 無料 |
営業時間 | 温泉(平日) 11:00~18:00(最終受付17:30) (土日祝) 11:00~19:00(最終受付18:30) |
休業日 | 毎週水曜日 (祝日時など例外あり) |
まとめ
- 南光河原駐車場に駐車しよう。
- 夏山登山道から頂上を目指そう。
- 山頂は360度の絶景!空気が澄んでいれば日本海も見える。
- 下山後は「豪円湯院温泉」へ。営業時間に注意。
中国地方最高峰で日本百名山ということもあり、全国から沢山の登山客が訪れます。独立峰ということもあり、晴れていれば絶景を観ることが出来ますし、すぐそばに温泉があるのもありがたいです。時間に余裕があれば、蒜山まで足を伸ばしてジャージーソフトを堪能するのもありです。