しまなみ海道とは?
「瀬戸内しまなみ海道」は西瀬戸自動車道の愛称で、本州・広島県尾道市と四国・愛媛県今治市を全長約60km(サイクリングロード約70km)で結ぶ架橋ルートです。その区間には大きな島が6つあり、それぞれに形の異なった架橋で結んでいることから「橋の美術館」とも呼ばれています。この「瀬戸内しまなみ海道」の最大の特徴は、日本で唯一、海峡を横断して、徒歩や自転車でも渡ることができること。米CNNの「世界で最もすばらしい7大サイクリングコース」にも選ばれ、世界屈指のサイクリングコースとして名を馳せるのみならず、世界中からサイクリストたちがやってきています。
引用:Dive Hiroshima>瀬戸内しまなみ海道
コース概要
尾道から今治まで距離は約100Km、タイムは9時間30分ほどです。
観光を兼ねてゆっくり漕いだり、途中寄り道したりすると思うのであくまで参考です。
しまなみ海道の島々には宿泊施設やレンタサイクルも充実しているので、体力や日程に合わせて自由なルートを設定することが出来ます。
車は尾道駅前港湾駐車場に停めよう
本州側からスタートする方が多いので尾道スタートで紹介します。
自動車の場合、尾道駅前港湾駐車場に駐車すると便利です。利用料金は1日最大2,000円、約230台駐車可能です。立体駐車場になっていて高さ制限2.2mになっています。車高が高い車やサイクルキャリアを利用している場合はぶつけてしまうので注意が必要です。
駐車場にはお手洗いもあり、目の前にはコンビニ(ローソン)があるので利便性抜群です。
駅前渡船(向島運航)を利用しよう
最初の島である向島へ渡る尾道大橋は自動車専用なので自転車は通行できません。
そのため、渡し船で向島へ向かいます。始発は朝6時で以降は12分間隔で運行しています。駐車場から渡し船乗り場へは約200mほどの距離なのですぐです。
渡し船を利用すると約5分で向島へ到着します。
運航区間 | 尾道:駅前~向島:富浜 |
時 刻 表 | 6:00~22:10 約12分間隔で運行 |
旅客運賃 | 大人100円、小児50円 |
手 荷 物 | 自転車10円、バイク10円 |
ブルーラインを目印に進もう
向島に到着すると「しまなみ街道」に関する目立った看板が無いので、まず思うことは「ここからどうやって進んでいけば良いのかな?」ということです。そういう時は目線を下に向けてみましょう。道路の左側の車線に沿って青い線があるのが分かります。
このブルーラインこそ、「しまなみ海道」のルートである目印です。
ブルーラインには一定の距離ごとに「今治まで◯◯km」と書いてあります。
今治から尾道へ向かう場合、「尾道まで◯◯km」と書いてあります。
橋の通行料は?
島と島を繋ぐ橋を通るとき、無人の料金所を通ります。
歩行者の通行料は無料です。
自転車と原付は通行料が必要ですが、自転車の場合2024年3月31日まで「しまなみサイクリングフリー」実施期間のため無料で通行可能です。
基本的に絶景!
しまなみ海道がサイクリストの聖地と言われるのは素晴らしい景色にあると思います。
のどかな海沿いを走ることが出来るので走っていてとても気持ちいいです。ふと立ち止まって浜辺に腰掛けてのんびり景色を眺めるのも良いです。
「サイクリストの聖地」石碑で記念撮影しよう
大三島の多々羅総合公園には「サイクリストの聖地」の石碑があります。
背景に多々羅大橋と生口島が映るのでとても綺麗な写真が撮れます。当然ながら沢山の人が訪れるので人が写らないように写真を撮るタイミングが難しいです。
伯方島の道の駅で一休みしよう
「伯方の塩」で有名な伯方島には道の駅があります。
「マリンオアシス伯方」には伯方の塩ソフト(350円)を販売しています。甘塩っぱいくて美味です。
大島の亀老山展望公園で絶景と藻塩アイスを堪能しよう
今治までの道中、最後の島となる大島の南側に位置する「亀老山展望公園」の展望台から眺められる景色は一言で言うと最高です。天気が良いと今治市街地を一望することが出来ます。
公園内にある売店では藻塩アイスを販売していますが、甘味と塩味が絶妙にマッチしていてとても美味しいですので是非ご賞味ください。
「亀老山展望公園」の展望台へのアクセスについてですが、山の山頂にあるので結構厳しい峠道を走ることになります。ここまでの疲労が蓄積していると思うので体力的にかなりしんどいと思います。
自転車を押して登っている人も多く、山頂に近づくにつれて傾斜もキツくなるので、無理をしない方が良いです。
今治に泊まるなら「今治国際ホテル」がおすすめ
今治にある四国最大級の「今治国際ホテル」は豪華なランドマークタワー型ホテルでありながら部屋に自転車を持ち込むことが出来るのでとてもありがたいです。
ホテルなのでランドリーは無いため、そこだけ注意です。
高価なロードバイクは盗難の心配があるので、部屋に持ち込めるのはありがたいです。
自転車旅宿リスト
「しまなみ街道」周辺にはサイクリストにはありがたいホテルが多々あります。
ロードバイクを宿泊部屋に保管出来たり、空気入れや工具を貸し出してくれたり、
ホテル・旅館の情報の詳細はしまなみ自転車の宿HPをご覧ください。
観光で今治城へ
今治市街地から少し離れた場所には今治城があります。時間に余裕があるときは是非足を伸ばしてみてください。
フェリー乗り場から近いので、フェリーまでの待ち時間に訪れるのもありです。
今治からの帰路、ピストン?とびしま海道?
今治へ到着したら「帰路をどうするか」で悩むこともあると思います。ここでは自転車で帰ることを想定してご紹介します。
レンタサイクルの場合、乗り捨てサービスがあるので、今治で自転車を返却してバスでパターンもあります。
今治からピストンで尾道へ
今治で宿泊してから翌日、尾道へ帰るには同じようにブルーラインを辿ればokです。前日と同じルートでも別の景色が観れるので新たな発見があるかもしれません。
とびしま海道へ
今治港からフェリーで岡村島の岡村港へ行くと「とびしま海道」を走ることが出来ます。
「とびしま海道」の終点は呉の近くです。呉から尾道までは「さざなみ海道」と呼ばれるコースもあります。これらの紹介は別のブログにてご紹介します。
まとめ
- 尾道駅前港湾駐車場を利用しよう
- 向島渡船を利用して向島へ行こう
- ブルーラインを目印に進もう
- サイクリストの聖地で記念撮影しよう
- 亀老山展望公園の展望台に行こう
サイクリストの聖地と呼ばれる「しまなみ海道」は素晴らしいコースなので是非走ってみてください。